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春を歌う

昨日は、わが熊本日独協会合唱団コール・クライゼルの今年最初の練習。
まずは新年に乾杯!ということで「ein Prosit」という乾杯の歌を歌い、「飲め!飲め!はらからよ」とでも訳すのでしょうか、「Trink, trink, Brüderlein, trink」という呑み助の歌を歌い、そして、新春を寿いで、私の大好きな「Nun will der Lenz uns grüßen」という春の歌を歌いました。この民謡のなんと懐かしく温かいこと!何度歌っても心が震えます。「ほら、春が僕たちに挨拶をしているよ。午後の暖かい風が吹き、大地の隅々から萌える赤や青の花が、茶色の荒野の素敵な衣装になって、春はこのお祭りのドレスを着て僕たちを5月の舞踏会に招いているよ」(私訳(大幅意訳))という歌詞も、何とも素朴て素敵です。ドイツの春は5月なので、年明け早々を「新春」と呼ぶ日本の季節感とはだいぶ違いますが、まあいいでしょう。春よ来い、です。

そしてもう1つ、春よ来いの気持ちを込めて「おお、ひばり」。これは日本でもよく知られたメンデルスゾーンの2重カノンですが、シンプルなカノンの編曲で男声と女声の掛け合いで歌いました。ここ数日、とても寒い日が続いていますが、気分はすっかり春になって練習を終えました。

午後からは、母の四十九日法要。お昼頃は小雨がぱらついていたので心配しましたが、墓苑に着いた頃には雨が上がり、無事に納骨を済ませました。これで一区切りです。歌が好きで、コロナ禍前までコーラスをやっていた母。これからはずっと私と一緒に歌ってくれることでしょう。

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