Blog
ブログ

ヴォーカル・コンサートvol.4終了

例年2月23日に開催しているわが教室の発表会、今年も無事終了しました。
今年は参加者が若干少なめでしたが、中学生、高校生、大学生が計4人出てくれました。うちの教室は年配者が多いので、若者たちが平均年齢を下げてくれるのは嬉しいことです。一方で最高齢は86歳。80代も3人いらっしゃいました。最高齢の方はシューマンの「献呈」を素晴らしく歌い上げて下さって、それは感動的でした。
今回は和のテイストが目玉の一つで、以前レッスンにいらしていた民謡のお師匠さんが、お弟子さんたちの三味線と太鼓に合わせて弾き語りをして下さいました。俚奏楽という民謡の新しいジャンルの曲で、何とも味わいのある演奏でした。また「春に寄せて」、「海に寄せて」の2つの日本歌曲メドレー演奏をプログラミングして、4人ずつで歌って頂く予定にしていましたが、体調不良で残念ながら当日ご出演の叶わなかった方があり、容も若干マイナーチェンジ。「海に寄せて」の方は、熊本のご当地民謡「牛深ハイヤ」から始まり(これも三味線伴奏)、なかなか斬新だったと思います。
最初に合唱から始まるのは毎年恒例ですが、今年は男性が6人いたのでハーモニーが重厚に立体的になりました。お決まりのメンデルスゾーンの「おお、ひばり」の前に、今年は世界の平和と人々の心の安寧を祈って「Dona nobis pacem」を加え、ア・カペラ2曲で幕開け。その後イタリア古典歌曲、宗教曲、日本の歌メドレー、民謡、客演のチェロ演奏、ポピュラー、日本歌曲、ドイツ歌曲、オペラアリア、イタリア近代歌曲と続き、客演のメゾソプラノ独唱、最後に私の歌、R.シュトラウスの歌曲に加え、新境地開拓を目して尺八の前奏が入る「追分」(平井康三郎の歌曲です)で終わりました。

発表会は毎回、私にとって「一年で一番幸せな日」です。わが教室の生徒さん方の、歌に向き合うお姿の何と真摯で愛に溢れていることでしょう。私にとって、そして生徒さんたちにとって、生きることは歌うこと。そんな思いを深くします。それがどれだけ幸せなことかも実感します。
来年は会場の関係で、別日程での開催になりそうです。これを機に、さらにヴァージョンアップしたコンサートに衣替えを企図しています。



ブログ一覧

Contact
お問い合わせ

お問い合わせは
お電話・メールフォームから。
さあ、ボイストレーニングを始めましょう!