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37階で歌う

まくら体操という、地味ながら美容と健康に効果絶大のメソッドがあります。この3年弱、まくら体操を実践したお陰で私は劇的に体が変わりました。そして、このたび『まくら体操ダイエット』という本が上梓された記念の祝賀パーティーで歌わせて頂くという光栄なお役を頂き、六本木アークヒルズビル最上階の会場でお祝いの歌を歌って参りました。

当日は生憎の雨天、前々日に20℃にまで気温が上がった東京は、この日何と10℃という真冬の寒さでしたが、いつもzoomレッスンで画面越しにお会いしているお仲間の皆様とリアルでお会いでき、会場は外気と裏腹に喜びと熱気にあふれた空間でした。

そして、前日初めてお会いしたピアニストA子さんの手堅い名伴奏に支えられ、お祝いの席にふさわしい歌として選んだヨハン・シュトラウス二世のワルツ「春の声」と、小林秀雄の「すてきな春に」、そしてアンコールにリヒャルト・シュトラウスの「セレナーデ」を歌わせて頂きました。間にショパンの「華麗なる大円舞曲」のピアノソロも入り、晴れの会に華やぎを添えることができて幸せでした。

3曲とも明るく楽しくドラマチックな歌。若い頃の私にはとても歌えませんでした。技術的な問題ではなく、こういう曲に食指が動かないたちだったのです。まくら体操で体が変わったおかげで、気持ちまで変わりました。体と心がリンクしていること、声は「ココロとカラダの交差点」であることを、実体験を通して再認識した次第。

楽しく貴重な、良い経験ができた「すてきな春」の一夜でした。

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