愛読しているメルマガに、こんなことが書いてありました。
パピプペポの発音…唇の老化が表れる
タチツテトの発音…舌の老化が表れる
ガギグゲゴの発音…喉頭の老化が表れる
その通りなんです。
S先生のメソッドの1つに、フレーズを「poi poi poi…」で歌ってみるというのがあります。速いパッセージだったら「pipipipi…」、8分音符のメリスマの場合は「pio pio pio…」です。「p」の発音で息を飛ばし、母音で響きを確定するのですが、聴講していると、このやり方であっという間に声の輪郭がくっきりして声が飛ぶのがよくわかります。日本語は唇をあまり使わない言語なので、意識的にパ行で練習することが必要なのですが、これはアンチエイジングにもなるのですね。
S先生は「doi doi doi」という方法も使われます。タ行とダ行はほぼ同じ舌の使い方ですが、これもアンチエイジングですね。
ガ行とカ行は、奥舌で上顎を弾く発音です。舌が持ち上がらないとできませんが、舌根を動かすためには喉頭周辺の筋肉を使います。
歌が老化防止に役に立つのは間違いありません。うちの教室のシニア世代の生徒さんたちを見ていれば、それは明らか。私もこのように年を重ねたいと思うお手本のような方たちばかりです。