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ヴォーカル・コンサート

今年もわが教室の発表会を無事に終えることができました。
長年「クリスマス・コンサート」として12月に開催してきた発表会を、年末の多忙さゆえに2月に動かして3年目。しかし2月下旬というのも微妙な時期ではあります。まず、1月下旬から大学の定期試験が7クラス分延々と続くだけでも大仕事で、問題作成、試験実施、採点、評定、再追試、採点、再評定とエンドレスに続く定期試験ラプソディー(笑)がまだ終わっていないのです。その上に気の抜けない諸事が集中的に重なる時機で、これに加えて今年は、施設にいる母が急性虫垂炎で緊急手術というおまけ付き。1月下旬からの約1ヵ月をどうやって過ごしたのやら、既に記憶が飛んでいます。私は非常時ほど「やってやろうじゃないの」と闘志が湧くタイプではありますが、今年ばかりは気持ちが折れないよう自分を支えるので精一杯でした。

昨年S先生にご縁を頂き、生徒さん方に毎月のようにレッスンを受けて頂いたおかげで、皆格段の進歩を遂げられ、今回は新境地が拓かれたような演奏がたくさん聴けました。いつも客演してくれる友人Iさんの「みんな力が抜けてきたね」という感想が、発表会自体の全体的な変化を端的に表しているように思います。りきみや作為のない自然な声。一方で遊び心のあふれる歌、共感のにじみ出る歌、歌う人の人柄が透けて見えるような歌のオンパレード。聴いていて疲れない、圧倒されない、想像をかきたてられる歌いぶり。とても心地の良い時間でした。

いつもながら、たくさんの方の陰のお支えを頂いて無事に終えることができました。深甚の感謝とともに、明日からまた、来年の発表会にむけて新たなスタートを切りたいと思います。

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