「お寺deボイトレ」に参加して下さっているKさんという男性、初回のレッスンで「息がラクにできるようになった」、2回目で「周りの人から「背が伸びたみたい」と言われるようになった」ととても喜んで下さっています。持病の気管支喘息のせいか、これまで呼吸が浅かったみたいなんですね。
昔、呼吸を深くするメソッドをW先生から習いました。ここにご紹介します。
- 強く小刻みに鼻で息をする。脇腹に手を当て、横隔膜の動きを感じ取る。
- 立って腰に手を当て、力を抜いた状態で膝を曲げる。自然に空気が入ってくるのを感じ取る。
- 歯の間から音を立ててスピーディーに息を頭頂に向かって吹き上げる。
【下顎の力を抜く】 - 顎をラクにしてゆっくり左右に動かす。
- 母音で長く音を伸ばしながら下顎を左右に動かす。
- 正坐して頭を床につけ、軟口蓋を引き上げて大きく口を開け、目も大きく見開き、鼻の裏を後に引いて「ハッハッハッ」
- 顎を机の上(椅子の上でもよい)に乗せて固定し、声を出す。
- 人差し指で軽く下顎を押さえて声を出す。
【舌のストレッチ】 - 舌を思いきり前に出す。
- 舌の両端で口角を叩く。下顎は動かさない。
- 口を閉じたまま、舌で前歯の表面を舐めまわす。
- 口を閉じたまま頬の内側を舌で左右交互に叩く。
【レガート】 - 横隔膜の下がった状態から、横隔膜を足の裏まで下げ、背筋を使って足の親指から後部(背後)へ息を回す。
- ゆっくりポルタメントをかけて、音程をはっきりつけずに、音色が変わらないように気をつけながら声をずり上げ、ずり下げする。