今日は「お寺deボイトレ」の3回目、ご住職から「参加者のために資料を用意してほしい」とのご要望を受け、以前小学生のためのボイトレ講座で使った資料をベースにした「初心者のための声のエクササイズ」というペーパーを用意しました。紙面だけでどれぐらいご理解頂けるかわかりませんが、その資料を転載します。
1.体をほぐす ~まずは柔軟なからだを作ろう~
- 息を大きく吸い込みながら「伸び」をする。体を戻す時に息を吐く。
- 体をねじる、前屈する、いろんな部位の筋を伸ばす。その時、息を止めない。
- 全身を縦横にかるくゆすって関節を緩める。
2.体を使って声を出す ~発声は全身運動!~
- 深くため息をつきながら、低いうめき声を出す。
- 犬の吠える声を真似する。
3.体を開く
- 腕を横に開いて後ろ向きに歩く。
- おおあくびをして、ピークの時に声を出す。
- 両手で机や椅子の縁をつかむ。頭を両腕の中に入れ、上体を落として腰回りを拡げる。
4.裏声を出す ~声帯を思いきり引き伸ばそう!~
- ヨーデルの真似をする。
- 大声で高らかに笑い、それにリズムをつける。
5.下顎と舌の緊張を取る ~日本語話者は下顎と舌が硬い!?~
- リップロール(閉じた唇の隙間から息を軽く出す) brbrbrbr…
- タングトリル(巻き舌)で音程をつける
- 舌を出して「エアエアエアエア...」
6.横隔膜呼吸 ~腹式呼吸とは横隔膜呼吸のこと~
- 親指と人差し指で作った輪から息を強く吹き出す。
- 胸を軽く張りながら、歯の間から息を強く吐き、息がなくなったら脱力する。
7.喉と口を開ける ~喉の蓋を開けよう~
- 口を閉じてあくびをする。その状態を保ちながら声を出す。
- 下あごを台の上に乗せ、上あごを挙げて声を出す。
- 2人組になって相手の口の中を覗く。口蓋垂の後ろの空間が見えるように。