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みのりの時

県南で旅館の女将をしながらコツコツと歌の勉強を続けているNさんと、Nさんの歌仲間Tさんのジョイントコンサートがありました。昨日に続き、舞台で歌う生徒さんの歌を客席で聴くというレスナー冥利に尽きる1日でした。

幸い好天に恵まれ、200名を超えるお客様が続々と参集。演奏が始まると、皆さんが静かに心から耳を傾けて聴いていらっしゃるのが伝わってきます。私は前方中央の座席で聴かせて頂きましたが、第1ステージの1曲目「早春賦」が心地よい声の波紋を拡げながら客席を浸した、と思うや否やストンと寝てしまいました。その後もステージから流れる春夏秋冬の懐かしい唱歌メドレーに、文字通り夢見心地で聴き入りました(というか、気持ちよく寝ていました)。何という快い波動でしょう。力みのない柔らかな声の響きと郷愁を誘うメロディが相俟って、この時間がずっと続くといいなあと思いながら聴いて(寝て)いました。
続く第2ステージの二重唱も、後半の「愛と祈り」をテーマにしたアリアや歌曲も、穏やかな春風のそよぎのようにホールを吹き渡り、あっという間に時間が経ってしまいました。
私見では、お二人とも今日の歌がこれまでで一番良かったと思います。おそらくは先日のS先生のレッスンが著効を奏したのでしょう。しかしそのベースにあるのは、お二人の日頃の研鑽とお人柄、そして人生経験。それらの絶妙なブレンドが、この味わい深いコンサートとなってお客様の心を潤したのだと思います。歳を重ねることは素晴らしいことだ、と心から思えるひとときでした。

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