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季節の養生

さすがに南国熊本も朝夕は随分涼しくなってきました。
といっても日中はまだ暑い日も多く、気温の日較差が大きいので体調維持が大変です。
歌を歌うのは体力勝負なので、季節の変わり目に体のご機嫌を上手に取るのも仕事のうちです。
私はコロナ禍以来、骨盤を整えて自律神経を活性化する体操を習っていますが、その先生は整体師でもあり、食養生のスペシャリストでもあるので、体に関するセルフケアを多角的、総合的に教えて下さいます。その先生から最近教わったこと。

左右の肩甲骨の間が開き、肩が巻いてきていたら要注意。それが嵩じる背骨がボコボコと恐竜のように飛び出し、背骨の両脇の脊柱起立筋が硬直してくる。すると首の付け根辺りで支えようとしてそこが詰まってくる。そこは末梢神経をコントロールする部位なので、転倒、捻挫、足をぶつける、指を挟む、やけどするなどの現象が起こりやすい。また、腰が下がり、股関節痛や膝痛などが出やすい。

・こういう時期に高熱を出すのは体のデトックス反応なので、悪いことではない(体に余力がない人は発熱できず、代わりに様々な不具合が出る)。でも発熱によるクリーニングは体力の消耗が激しいので、解熱して低体温になったら半日は安静にする。その間に体自身が整体してくれる。動くとぶりかえし、次にが熱が出せない体になるので、熱が出たら必ず安静を守る。

・脊柱起立筋のこわばりは頭の緊張から来る。スマホやパソコンを見る時間が長いと、頭の緊張状態が続き、睡眠の質が悪くなり、食後眠くなったりする。そういう時は、素手で触れないぐらい熱々にした濡れタオルで目に蒸しタオルをして頭に熱刺激を与えるとよい。

・食欲が亢進して食べ過ぎたり、風邪をひいたり、神経を使い過ぎてストレスがかかると肝臓が硬くなる。お腹を触ると体調が確認できる。仰向けに寝てお腹を触った時、下丹田(恥骨の少し上)に弾力があって柔らかければOK。また、みぞおちとおへその間が柔らかければOK。前腸骨(骨盤の前側のぐりぐりした骨)が飛び出しているのはよくない。

グループレッスンでこんな内容の講義を聞きました。上記のような症状の時はバストががくんと下がっているので、呼吸によってバストアップする方法も教わりました。呼吸で自力整体ができるとは何とまあ便利なこと!それで、先日のレッスンでお疲れモードMaxの生徒さんに、歌いながら(歌は呼吸法そのものなので)その体形にもっていけるよう背後から少し体を触りながらサポートしたら、「スッキリしました~」と大喜びされました。

ボイストレーニングは整体効果も期待できます。カリオペくまもとのキャッチコピーは「歌って、健康!」ですが、それを検証して下さる生徒さんたちに感謝です。

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