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ボディワークの必要性

 ボイストレーニングには様々なボディワークが組み込まれるのが常道です。声は喉だけで出すものではないからです。私が若い頃は「こんにゃく体操」というのが有名でしたが、ドイツ留学中に参加した講習会では、講習プログラムの中にアレクサンダー・テクニークがありました。欧米各国の音大の授業に取り入れられていて(最近は日本の音大でも)、声楽、器楽を問わず、また音楽以外の分野でも汎用されています。他にもフェルデンクライスとかロルフィング等々いろいろあるようです。

 熊本にいると、そういう情報も受講のチャンスも少ないのが悩みでしたが、コロナ禍でオンラインが普及したことで状況が変わりました。ネット上でかなり情報が拾えるようになり、その中から興味を持ったものに簡単にアクセスできるようになったので、先日はフランクリン・メソッドの講習会を受講してみました。
 全3回の講習会で、ヨーロッパで勉強して資格を取られた若い女性の声楽家の方が講師でしたが、面白かったです。背骨、椎間板、膝関節などの動き方をリアルにイメージしながら動かしてみるエクササイズがありましたが、模型などを使って体に生じている骨や筋肉、筋膜の動きを見せて頂けたのでわかりやすく、非常に集中できました。体にフォーカスするというのはこういうことなんだなと実感。

 レッスンに来られた生徒さんと一緒に、記憶を手繰りながら少しやってみましたが、腕の長さが伸びたり、声がよく響くようになられたり、その反応が面白かったです。また次の講座も受講してみたいと思います。

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