カリオペくまもとの年に一度の発表会が先日無事終わりました。
長年「クリスマス・コンサート」として続けてきた発表会を2月に移したのが昨年。今年は、会場の空調が年度いっぱい使えないとのことだったので、2月では寒いだろうと思って3月にしたのですが、今年の3月は気温の変動が激しく、不運にも発表会当日は肌寒い日でした。出演者はともかく、ずっと座って聴いておられた方は寒かっただろうと思います。
寒さのせいもあったのか、隣県からわざわざ帰省して出演してくれた大学生が本番の最中に脳貧血を起こし、歌い終わると同時に倒れてしまったのには驚きましたが、幸いすぐに回復し、その後は滞りなく進行しました。彼は発表会に向けてリモートでレッスンを受けてくれて、IT音痴の私ですが文明の恩恵を有難く思いました。
コロナ禍になって2度目の発表会でした。昨年よりは少し多めの参加者でしたが、コロナの影響は直前まで及び、お身内や職場で感染者が出て出演が叶わなかった方が数名。身心のコンディションが整わず、当日になって出演を見合わせた方もあり。私自身も2週間ほど前から喉風邪をひき、ようやく数日前に何とか歌えるようになったというありさまで、色々な意味でだいぶやきもきしました。
そんな状況でしたが、ご出演の生徒さんたちは本当によく頑張って下さいました。初出演の方も4名ほどあり、中学生から80代まで20名以上の方が合唱、独唱、二重唱にご出演下さいました。チェロとメゾソプラノの友人の客演も、とても良い雰囲気を醸し出してくれました。また、会館スタッフの方たちと裏方を手伝ってくれた3名のチームワークも万全でした。昨年に続きzoom中継もでき、ご参加の叶わなかった生徒さん方にオンタイムで視聴して頂くことができてよかったです。
毎年「一年で一番幸せな日」という実感を強くするこの日。緊張感の中にも和やかな中で、精いっぱい心を込めて歌って下さる生徒さん方、またご来場の皆様、スタッフの方々に対する心からの感謝とともに、ほぼ時間通りに終演となりました。司会者、伴奏者の名サポートにも感謝感謝です。
来年の発表会は2月23日です。次回はコロナ禍が終息し、以前のようにたくさんのお客様とともに発表会を楽しめることを心から祈るばかりです。