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共鳴とは?どのように発生するのかを徹底解説!!

共鳴、って何?

声楽発声の術語としては、端的に「響き」のことだと理解しておいて下さい。

それでば、声はどこで共鳴するでしょうか。


a. 骨
b. 筋肉
c. 空洞

答えは「全部」ですが、もっとも響くのはcの「空洞」です。物理学的に考えても、天上の高いホール、反響板に囲まれた舞台など、音は広い空間で良く反響します。

なぜ共鳴が発生するのか?

ホールや舞台などの広い空間では音がよく反響するわけですが、共鳴(響き)はなぜ、どうして生まれるのでしょうか。
必要なものは空間と空気です。音とは「振動」すなわち空気の波ですから、空気のない真空状態では波が存在することができず、音は聞こえません。人体で言えば、含気孔と呼ばれる「空気を含んだ穴(空間)」で響くということですね。それでは、人体の中の含気孔ってどこでしょう?

空洞


人体の中の含気孔(空洞)と言えば、腔とか洞という名前の付いている部位です。
口腔
咽頭腔
咽頭腔
鼻腔
副鼻腔 これは総称で、蝶形骨洞、篩骨洞、上顎洞、前頭洞の4つを指します。
他にも側頭骨の乳突洞なども響きます。
声が響くという現象は、これらの空洞に振動が伝わり、反響が生じる、ということです。
そして、人体の共鳴腔の中で最大の空洞は蝶形骨洞です。ここに呼気が勢いよく届くことが、よい共鳴の必須条件です。

空洞の響かせ方


さてさて、実はこれらの空洞(共鳴腔)は、体の使い方によって、わずかですが形状が変わります。いくつか方法をあげてみましょう。


1.花の香りを嗅ぐような気持ちで鼻からゆっくり息を吸う。咽頭腔が開きます。
2.鏡を見ながら口蓋垂が見えるように口を開け、頬骨を手で持ち上げて上あごを上げる。咽頭腔が開きます。
3.顎を引いて胸骨に付ける。こうすると咽頭腔が空きます。両手で体の前に輪を作り、その中に頭を突っ込んでおへそを覗くようにしてもいいです。
4.あくびをする。横隔膜が深く下がって、咽喉頭腔や口腔などが全開になります。
5.耳たぶをつまんで後方に軽く引っ張る。蝶形骨とその周りの骨とのかみ合わせがゆるみ、蝶形骨洞が拡がりますます。このまま息を吸い込むと、横隔膜が下がってラクに深い呼吸になります。

これらのエクササイズを声を出しながらやってみると、響きが変わるのがわかると思います。

骨の中は実は空洞なんですね~
ですから骨も響きます。「骨伝導」と言います。
仰向けに寝て低音でハミングをすると、手や足の指先まで振動が伝わるのがわかります。わかりにくければ、寝たまま膝を立て、両手を組んで首の後ろに回してハミングして、掌に伝わる振動を人体の隅々にまで伝える意識でハミングを続けて見て下さい。

筋肉

筋肉は柔らかいのであまり響きません。例えばテーブルをコツコツと拳で叩けば響きますが、座布団を拳で叩いてもあまり響きませんよね。でも全然響かないわけではありません。
ただ、アウターマッスルがあまり硬いと骨伝導が阻害されるみたいです。W先生の愛弟子で野球のピッチャーだった方が、アウターマッスルが硬くて苦労されたと聞きました。ですから、筋肉は「モリモリ」ではなく「しなやか」な方がよさそうです。

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