昨日、県南のレッスン会場をお借りして、生徒さんたちのために「まくら体操講習会」を行いました。
私はこの体操に1年半ほど前に出会い、リモートレッスンを受講し続けてきましたが、あまりの著効に興奮状態が続いています(笑)。元はと言えば、自律神経を整えることで体調不良が改善するというキャッチフレーズに惹かれて体験レッスンを受講したことに始まるのですが、わずか数十分の体験で体が軽くなり、気分も爽快になり、夜も熟睡できたのです。コロナ禍で突然襲ってきたリモートワークの嵐に飲まれて難破寸前の小舟のような状態だった私にとって、まさしく天の恵みのような出会い!すぐに3ヵ月の初心者コースに入会しました。そして3ヵ月が終了する頃には体調だけでなく体重、体形も激変し、たまの外出時には友人知人から驚かれるほどになりました。急激に痩せたので同居の父など「病気じゃないか」と心配するありさまでしたが、何の何の、人生で今が一番元気!毎朝「今日もすこぶる快調!」とサッサと動き出せるので、もうやめられない、と継続会員になりました。一番嬉しかったのは歌が歌いやすくなったことです。17キロも痩せたのに、呼気の支えに必要な下半身の筋力はしっかりついてきて、昨年11月のクリスマス・リサイタルでは伴奏のM先生や旧友、生徒さんたちから「今までで一番良かった」と言われました。私自身もそう感じたので、この体操は歌を歌う人にはとても良い、と確信したのです。
私の変化に驚いて「私も」と入会される人も数人出てきたのですが、いかんせんリモートレッスンなので、インターネットができない高齢者の生徒さん方にはハードルが高い。それで、たまたま近所にお住まいの体操仲間のAさんがこの体操のセラピストとしても活動していらっしゃるので、Aさんにお願いして講習会を開催したわけです。
昨日は10名の生徒さんが集まられました。お若い方も1人おられましたが、大半は高齢者。80代もお2人おられましたが、そのうちのお一人は「坐骨神経痛で辛い」と仰りながらも、終了後嬉しいメールを下さいました。曰く「帰りの車の中で歌を歌ってみたら、軽く声が出てビックリしました!」と。会場を提供して下さった「歌う女将さん」も「またやって下さい!」と仰るし、やはりリアルのレッスンが一番よね、と喜び合いながらAさんと一緒に帰途につきました。