先日の「歌う女将さん」のコンサートを聴きに行かれたOさんがレッスンに来られ、「とても和やかで良い会でした。良い気分が続いています」と仰って、ひとしきりその話をした後でレッスンに入りました。するとOさんの声がとてもよく出るので、「今日はすごく良いですね」と言いながら一緒に声を出してみると、私も何だか声が出やすいのです。不思議。歌う女将さんの伸びやかな発声を聴いて、声帯や体が反応したのかもしれません。

師匠のW先生から聴いたことですが、ソプラノの声帯にはヴァイオリンの波動が合うらしく、上手なヴァイオリンの演奏を聴くと声が出やすくなるそうです。これは私も検証済みで、以前ヴァイオリニストのN氏と共演した時、N氏の隣で歌うととても声が出やすく、歌いやすかったので、波動ってすごいなあと思ったことでした。弦楽器の波動が声帯の波動と合うのでしょうか。男性だとヴィオラかチェロが良いのかもしれませんね。どうぞお試しあれ。