昨日のレッスンでFさんが「いつも何度でも」を歌われたのですが、この曲は途中に同じ音価で同じ音程の音が並ぶところが何か所かあります。「（閉じ）て・い・く」とか「そ・の・た・び」とか「た・だ・（青い）」とか。繰り返しで同じメロディが「ルルル」とか「ホホホ」などと歌われる時はまあ良いのですが、歌詞があって一音ずつ発音が違う場合は、同音連続は音程が下がりやすいので、意識的に呼気圧を強めて呼気を上げていきます。その時、先日ブログに書いたように「母音法」を使うと効果的です。「エ・イ・ウ」とか「オ・オ・ア・イ」とか「ア・ア・（アオ）」というふうに。すると、エの母音は息が漏れやすいとか、ウがウに聞こえないといった問題が見えてきます。腹圧や口形に気を付けながら母音で響きが揃うように練習してから、子音をつけてコトバにすると、音程も安定してきます。合唱団の発声練習でもよく同音連続の練習をやっていますが、実際の歌の中で部分的に応用するといいですね。