昨日レッスンに来られたAさんは整体師で、放課後デイケアの仕事もしておられます。声が通らないのがお悩みとのことでしたので、全身の筋肉をバランスよく使って、喉に負担をかけずに遠くまで通る話し声を出すレッスンをしました。Aさんは体の専門家でもあるので話が早いです。それに若い頃スポーツをしておられたそうなので筋力もありそうです。片手を壁について、片足を垂直に上げ、深く息を吸って腹筋を引き上げ、そのフォームを維持したまま声を出す。このメソッドがAさんには著効を示し、すぐに呼気圧の効いた響きのある声になりました。この方法がうまくいくのは、ある程度下半身の筋力がある方です。ボイストレーニングは筋トレと重なる要素がたくさんあります。逆に言えば、ボイトレが筋トレになるとも言えますね。