最近入門されたKさんはピアノを習っておられます。その発表会を昨日聴きに行ってきました。
私も長くピアノ教師をしていたので、今でもその時のレスナー仲間たちの発表会には手伝いに行きますが、他の先生ピアノの発表会に行く機会はあまりないので、楽しみにして行きました。
3人の先生が教えておられるようで、人数が多いので午前と午後の2部制になっていました。工夫の凝らされた、聴く人を飽きさせない素敵な発表会でした。演奏の質も高く、就学前のお子さんから大人まで幅広い年齢層の生徒さんが、皆さん身の丈に合った曲をよく弾き込んでおられて、どの演奏にも思わず聴き入ってしまいました。驚くほどうまい小さなお子さんもいましたし、途中と最後に挟まれた先生方の演奏もさすがに堂に行っていました。演奏時間やプログラミング、選曲、配布されたプログラム、細部に至るまでとても行き届いていて感心しました。特に選曲と配列はよく考えられていて素晴らしかったです。そして、Kさんはトリです。ショパンのノクターン、どちらかと言えばマイナーなOP.48-1を、さすがに大人の雰囲気でしっとりとよく歌って弾いておられました。
それにしても、ピアノの発表会でこれほど癒されるとは。正直言ってオドロキでした。やはりナマの音楽の力は大きいですね。今日はオーケストラの演奏会に行きます。とても楽しみです。