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まっかな秋

「まっかな秋」という童謡が小林秀雄先生の作曲だったと知ったのは最近です。私が高3の時だったと思いますが、合唱部の練習中に小林先生が突然音楽室に現れたことがあり、その時の印象は今も鮮やかです。その後、部員全員でお礼状を書いたら、100人もいる部員一人一人に宛てて色紙にメッセージとサインを書いて送って下さいました。それはともかく、昨日の福祉サービス事業所のボイトレで、前回に続き「まっかな秋」を歌いました。

まっかだな まっかだな
つたの葉っぱが まっかだな
もみじの葉っぱも まっかだな
沈む夕日にてらされて
まっかなほっぺたの 君と僕
まっかな秋に かこまれている

まっかだな まっかだな
からすうりって まっかだな
とんぼのせなかも まっかだな
夕焼雲を ゆびさして
まっかなほっぺたの 君と僕
まっかな秋に よびかけている

まっかだな まっかだな
彼岸花って まっかだな
遠くのたき火も まっかだな
お宮の鳥居を くぐりぬけ
まっかなほっぺたの 君と僕
まっかな秋を たずねてまわる

なるほど、秋になると自然界はツタ、紅葉、カラスウリ、赤とんぼ、彼岸花、赤いものに彩られるんですね。言われてみればその通り。焚火や鳥居の赤色も秋の風景に興趣を添えます。街中に住んでいると、こうした景色は記憶の彼方から呼び起こすものになってしまいましたが、ちょっと郊外にドライブでもすればすぐに出会える日本の景色です。今年は柿が表年らしく、あちこちからよく柿を頂きますが、柿の実っている光景もなんともいえず日本的ですよね。小学生の頃読んだ壺井栄の『柿の木のある家』を思い出します。

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