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いつも何度でも

ここしばらく、Fさんがスタジオジブリの名作「千と千尋の神隠し」のテーマソング「いつも何度でも」をレッスンに持って来られています。名曲ですね。この曲が世に出た頃、私はこの詩の世界観や、ライアーを弾きながら歌っていた木村弓さんの透明な歌声に惹かれていました。

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心踊る 夢を見たい

悲しみは 数えきれないけれど
その向こうできっと あなたに会える

繰り返すあやまちの そのたびひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道は続いて見えるけれど
この両手は 光を抱ける

さよならのときの 静かな胸
ゼロになるからだが 耳をすませる

生きている不思議 死んでいく不思議
花も風も街も みんなおなじ

ラララララララララ・・・・・・・・・
ホホホホルルルル・・・・・・・・

呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも何度でも 夢を描こう

悲しみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとうたおう

閉じていく思い出の そのなかにいつも
忘れたくない ささやきを聞く
こなごなに砕かれた 鏡の上にも
新しい景色が 映される

はじまりの朝の 静かな窓
ゼロになるからだ 充たされてゆけ

海の彼方には もう探さない
輝くものは いつもここに
わたしのなかに 見つけられたから

とても意味深長。詩なので省略が多い、というか、説明的でない。しかし、この詩の底流に流れる死生観、人生観には、宗教の違いや信仰の有無を超えた普遍性があるように思います。

イマドキの歌のご多分に洩れず歌詞が多いので、メロディに対して歌詞が「字余り」になって、ブレスがとても難しい。それでも、この曲想がまた詩の形象を際立たせていて出色です。単純素朴ですが、静かで透明な水面から垣間見える水底の深さを思わせます。

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