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歌詞とメロディ

昨日は福祉サービス事業所のボイストレーニングの日でした。いつも利用者さんたちに好きな曲を数曲選んで頂いて、楽譜を用意して頂きますが、昨日は美空ひばりが歌って一世を風靡した「東京キッド」、福山雅治の「ひまわり」などが用意されていました。

東京キッドの頃はまだ歌詞がそれほど多くないので、メロディに乗せやすいのですが、時代が進むにつれてコトバ数が多くなって、歌う前にまず歌詞を声に出して読まないと、何を言っているのかわかりません(-_-;)

声楽の教材になるような外国語の曲にも、時々すごくコトバ数の多いものがあって、若い頃はまるで呪文を早口で唱えているような気分で練習していました。歌には歌詞とメロディの要素のどちらを優位にするかという問題が常につきまといます。できるだけコトバを明瞭に発音して聴き手に届けることは歌の必須条件ですが、そのコトバを乗せるメロディの魅力こそ音楽の本質的な力。どちらも大切にしないといけませんが、人に伝えるためには(歌っている自分自身に伝えるという意味も含めて)、歌詞に対する共感力を磨くことが大事ですね。

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