先日、福祉のお仕事をなさっているKさんという20代の女性がトライアルレッスンに来られました。ピアノも習っておられるそうで、将来的には音楽に関わる仕事をしたいとのこと。でもヴォイストレーニングは今のお仕事にもきっと役に立つと思います。

１回目は全身と舌・顎のストレッチを中心にレッスンしましたが、舌のストレッチはかなり大変だったようです。これは誤嚥防止につながるので老健のアクティヴィティとしても取り入れられているので、Kさんも慣れてきたらお仕事にも活用して頂けるといいなと思います。

２回目は主に呼吸法をやりました。丹田呼吸の練習をしてから、トランペットのマウスピースを使って呼気を頭上に向かって高く・強く・速く飛ばす練習をして、普段の無意識呼吸との違いを体感して頂きました。そして丹田呼吸を応用して頭部共鳴の練習です。上体を前屈して徐々に起こしながらスタッカートで裏声を発声して、蝶形骨に共鳴する感覚をつかんで頂きました。驚くほど良い声が出て、全身の解放感と爽快感も味わって頂けたようです。次回はトライアル３回目。どんなふうに変わられるか楽しみです。