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植物の「心」について(4)

人の心にシンクロする植物

かつて実施された植物実験の中で最も奇妙なもの、それは1966年にクリーヴ・バクスター氏が行ったものではないでしょうか。CIAに勤めていた彼は、ある日ふとした気まぐれからオフィスのドナセラに嘘発見器を取り付け、いたずら心で「マッチで葉を焼いてやろう」と考えました。するとその瞬間、測定器の針がビュンと振れたのです。不思議に思ったバクスター氏は、その後さまざまな植物に嘘発見器を取り付けて調べました。すると信じがたいことに、どうやら植物は人間の感情に同調し、ショックや恐怖を共有するらしいということが分かってきたのです。
CIAを辞めて実験に没頭したバクスター氏は、植物以外にもヨーグルト菌のような微生物や、人間の白血球に電極をつないで反応を見るという実験を行いました。その結果は驚くべきもので、たとえば体内から採取した白血球の細胞は、数キロ離れたところに置いてあっても、本人の心の動きに同調し、測定器の針を動かすことが確認されたそうです。バクスター氏の実験はあまりにも突飛で、再現が困難なことから、科学の世界で日の目を見ることはありませんでした。しかし、神秘学の領域では今なお信ずる人は多く、植物愛好家の間でも関心を呼び続けているそうです。

果たして植物に心はあるのか? 答えは今もって分かりません。しかし、無口な植物にもコミュニケーションの手段があり、会話を交わしたり、音楽を聴いて成長を早めたりしていることは確かです。私たちはともすると人間的な意識だけを「心」と考えがちですが、生命にはそれぞれのレベルの「心」があり、植物や微生物、そして体の細胞ですら喜びや悲しみを感じているのかもしれません。

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